【コーヒーの酸味が苦手な方必見!】良質な酸味を出す為のオススメ抽出方法

「酸味のあるコーヒーは苦手」
「自分でコーヒーを淹れると酸っぱくなる」
という方は多いと思います。
でも、私たちプロが抽出したフルーティーな酸味を楽しむコーヒーを飲むと、この酸味なら美味しい!!と言う声が聞かれます。

いつもと同じように抽出しているのに、コーヒーの味が薄かったり、酸味が強くなったり・・・
実は、私の経験上、苦味のある深煎りのコーヒーより、酸味がある浅煎りのコーヒーの方が、ハンドドリップでの抽出は難しいです。そこで、ご自宅で簡単に、優しい上品な酸味を楽しめるハンドドリップの抽出レシピをご紹介します。

武珈琲ラボの良質な酸味を楽しむコーヒー抽出方法

 

 

苦手なコーヒーの酸味の正体とは?

酸味の正体は...

コーヒーから感じる酸味には、2種類あると考えています。

一つ目は、コーヒーの実そのものの酸味。コーヒーはご存知の方も多いと思いますが、コーヒーの実の種を焙煎したものです。そのためフルーツのような酸味が楽しめるという訳です。焙煎度の浅いコーヒー豆は、比較的酸味がでやすいです。

もう一つは、珈琲豆の劣化(酸化)による嫌な酸味です。コーヒーは毎日味が変化していきます。武珈琲ラボでは購入される際には、焙煎日から2〜4週間で飲みきることのできる量をお勧めしています。美味しい状態で、美味しく飲みましょう。

良質な優しい酸味とは?

武珈琲ラボの考える良質な酸味とは、甘さも感じられる酸味です。新鮮なコーヒー豆で抽出しても、抽出の方法が上手くいかないと、コーヒーの味がしっかりと抽出されず、甘さもなく、ただ酸っぱいだけの酸味になってしまいます。

どうして苦手なコーヒーの酸味が現れる?

コーヒーの抽出において、酸味はどうしても出てしまうものと考えています。そこで、酸味を出さない方法ではなく、酸味以外の味をどのようにして出すかを考えています。酸味しかないコーヒーは苦手でも、酸味以外の甘さ・コクを感じることができると酸味の美味しさを感じられるという訳です。

 武珈琲ラボの良質な酸味を楽しむ抽出方法

 

酸味を楽しむコーヒー豆のご紹介

浅煎り豆:エチオピア イルガチェフェ ウォッシュド

今回使用する豆は、武珈琲ラボの中で一番浅煎りとするコーヒー豆、「エチオピア イルガチェフェ ウォッシュド」を使用します。このエチオピア豆はレモンのような爽やかな酸味と、オレンジのような甘さをもった豆です。 焙煎度は浅煎りですが、焙煎の香ばしい香りも感じることができ、オレンジにチョコレートをコーティングしたような味を目指して焙煎しました。

武珈琲ラボ:エチオピア豆はこちらからどうぞ▶︎エチオピア豆

 武珈琲ラボの良質な酸味を楽しむ抽出方法_エチオピア豆

 

ハンドドリップ使用器具

台形ドリッパー(100円均一)

ドリッパーは素材も形状も様々あります。例えば素材は、陶器・プラスチック・ステンレス・ガラス・布。形状に至っては、穴が1つなのか3つなのか、無いものさえあります。こだわり出したらキリがありません。しかし、最近は身近な100円均一でもドリッパーが売られています。素材や形にこだわったドリッパーよりも、誰もがチャレンジしやすいよう、身近で簡単に手に入るドリッパーを使用します。

台形フィルター

ドリッパーの中にはフィルターが要らないものもありますが、今回使用するドリッパーではフィルターをご使用ください。私はこのフィルターを使用するペーパードリップが粉の掃除もしやすいので、いつも愛用しています。

サーバー(コーヒーを受ける容器)

ドリッパーを乗せる容器はなんでもいいです。珈琲用のサーバーがなければ、マグカップでも湯呑みでも。武珈琲ラボでは、メモリのある取手付きビーカーを愛用しています。メモリがあることで、抽出量がわかりやすく安定した抽出に繋がるからです。

 武珈琲ラボの良質な酸味を楽しむ抽出方法_抽出道具

 

優しい酸味を出すハンドドリップの抽出レシピ

分量

粉量12g 中細挽き

抽出方法

蒸らし 常温水で12g 1分待つ
1投目 常温水で18g 1分待つ (合計30gのお水)
2投目 沸騰したお湯 30g  1分待つ(合計60gまで注ぐ)
3投目 沸騰したお湯 110g     (合計170gまで注ぐ)
お湯が落ちきるまえにドリッパーを外す。

この抽出レシピは、できるだけ簡単に、家にある道具だけで抽出できるように考えてあります。なかなか一般の家庭には調理用の温度計はないと思いますので、あえて温度には拘らず、「常温の水」「沸騰したお湯」を使用します。 水で蒸らす理由は下記の「水で蒸らす理由」の内容をご覧ください。

抽出方法はYouTube「武珈琲ラボ公式チャンネル」でもご紹介しています。

 

抽出のポイント

湯溜まりを利用して味を出す

この抽出は、湯溜まりを使って、味を出す抽出です。台形ドリッパーは、穴は3つありますが、とても小さいのでドリッパーに水・お湯が溜まりやすい特徴があります。この特徴を生かした抽出方法になります。

【ポイント1】中細挽きにすること

粉を細かくすることにより、お水・お湯の濾過速度を遅くして、湯溜まりを作りやすくします。お湯につかる時間が長くなることで、コーヒー豆から味を出していきます。
中挽きのコーヒーだと、濾過速度が早くなり、コーヒーの味を引き出せずに抽出不良となり、美味しさを感じられません。 もし、濃いコーヒーが好きな方は、さらに細かく、細挽きにして下さい。
挽き目は写真を参考にしてください。

 武珈琲ラボの良質な酸味を楽しむ抽出方法_粉の挽き方

 

【ポイント2】注ぎ方より、お湯のグラムを守る

台形ドリッパーの湯溜まりを利用して、コーヒーの味・濃度を出していくイメージのため、お湯のは細く注げなくても大丈夫です。多少雑な注ぎ方になっても気にせず注いで下さい。
 注ぎ方より、お湯のグラムを守るようにして下さい。蒸らしに使う水の量が多いと酸味が強くなります。酸味が強すぎる場合は、ここが原因の可能性が高いです。
蒸らしの湯量による酸味の違いはYoutubeでも実験しています。よろしければご覧ください!

 

【ポイント3】1分待つ

しっかりと待つことにより、コーヒー豆から味が出やすい状態を作ります。
常温水を使用しているため、しっかりと待つことをしないと味が出てこず、抽出不良に繋がります。そのため、しっかり各段階で1分ずつ待つようにしてください。

 

水で蒸らす理由

今回の抽出レシピでは、常温の水を使います。一般的には、○○度のお湯とするレシピが多く見られるため、「常温の水?!」「何で?!」と思われた方も多いのでは?

水で蒸らすにはしっかりとした理由があります。
できるだけ、コーヒーの焙煎した香りを抑え、優しい酸味を楽しむために、今回はお水を使用しました。焙煎の香ばしい香りを抑えることで、苦味を感じにくく、純粋に酸味を感じやすくなるというイメージです。
この抽出は、深煎りのコーヒーで、苦味を抑えたい時にもオススメです。買ってきたコーヒー豆が「深煎りすぎて飲みにくい・・」時はありませんか?その場合は、今回の中細挽きよりも少し粗めの中挽きで行って下さい。蒸らしにお水を使用するだけでも苦味は控えめになります。

 

レシピ完成までの道のり

誰もができるような簡単なレシピを!

まず、こだわったのは、誰もが簡単にできるようなレシピ。
道具、抽出方法、時間など、各要素に対して「自宅で簡単に」を合言葉に考案しています。そう考え、ドリッパーは身近に手に入れやすい安価な100円均一の台形ドリッパーを選びました。ぜひチャレンジしてみてください!

 

記事執筆

土橋 武志 (Tsuchihashi Takeshi)

  • コーヒーマイスター 取得
  • コーヒーインストラクター2級 取得

焙煎士 バリスタ コーヒープロデューサー  詳しくはこちら

ジャパンブリュワーズカップ2016準優勝-土橋武志- 

 

 

関連記事

【香りとスッキリした甘さを引き出す】ハンドドリップ抽出方法

ペーパードリップをやっているけど、 このお豆の本当の味ってどんなのだろうか? 実際、「これでいいのかな」「こんな味なのかな」と思いながらドリップしている方も多いと思います。 今回は、武珈琲ラボの販売している豆を”思い描いた味に抽出する...

公民館での「コーヒーの教室」レポ!

12月25日に行われた、地元清水東公民館での「コーヒーの教室」講座。 定員15名が何と24名も来てくださって、本当にありがとうございました。 今回の講座は コーヒーの歴史 実演 コーヒーの飲み比べ 質問コーナー と進んでいきまし...

コーヒー初心者必見!ハンドドリップの器具のご紹介!

今回は、これからハンドドリップを始めたいな・・と考えている方もいらっしゃるはず!初心者の方にもわかりやすく、器具の紹介や楽しみ方をご紹介していきます!全て買い揃えなくても、自宅の道具で代用できるアイディアなどもご紹介します。ぜひご参考...

コメントを残す

コメントは表示される前に承認される必要があります。

LINEお友達登録で
200円OFFプレゼント!

当店の公式LINEでは、お得なキャンペーンのお知らせはもちろん、気軽にコーヒー相談ができます。「どんな豆がおすすめ?」「もっと美味しくなる淹れ方は?」など、いつでも聞きたいことを送ってください。店主が丁寧にお答えします。

実店舗でも
お買い求めいただけます!

アクセス

武珈琲ラボ

福井県福井市上天下町2-58

営業日:9:00〜18:00

【定休日】日曜・祝日

道順を知る